この秋は色々とありまして暫くぶりのお知らせです。11~12月に有ったことを一気に書きます。先ずは秋の永代経法要です。永代経というと皆さんはどのように感じるでしょうか。ごく一般的には「お寺に対し一定の金品を収めると、我が家のご先祖の仏様をお寺が替わって供養してくれる」と思う方が多いようです。が、浄土真宗の立場では若干意味合いが違います。開教以前の当地は何もない、いわゆる原野だったことでしょう。当時入植された方々が信仰を求め開墾と同時にお寺を建立されて以来光明寺は開教130年弱を数えます。本堂を建てて下さったのも、一つ一つの仏具を揃えて下さったのも全て篤信の御門徒の寄進により現在の光明寺の姿があります。その御懇念に感謝を申し上げる法要が永代経の法要です。「自分のご先祖の仏様を供養するためにお寺がある」というのが一般的な永代経の考え方ですが、浄土真宗は「先ずは、お寺があることにより心の拠り所が維持される」と捉えます。要するに、先祖の為にお寺があるのではなく、今を生きる私たちの心を安定に保つ為のお寺なのです。だから、お金を払っておけば永代に供養してくれる、といのは間違いで、お寺から永代にわたってお念仏の灯が途絶えないことを願うのが浄土真宗の永代経の本来の意味合いです。毎年お越し下さっている黒田顕城師を布教使に迎え永代経法要が勤められました。(左下の写真、お顔の角度がなんとなく矢沢永吉っぽい)
今回は夜6時より仏教壮年会例会を行い引き続き黒田先生よりご法話を賜りました。