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月別アーカイブ: 2018年9月

秋のお彼岸・納骨堂開放のお知らせ

9月20日(彼岸の入り)~26日(彼岸明け)

朝8時から夜9時

納骨堂を開放致します。

皆様くれぐれも道中お気をつけてどうぞお参り下さい。

住職寺族不在の時もありますが、在院の時はお参り致しますので納骨堂のインターホンでお呼び出し下さい。

台風21号と胆振東部地震③

想定外の雨量による洪水、土砂崩れ、今や6や7が頻発している震度、毎年大勢の人々が自然災害の犠牲になっています。今後も毎年どこかで自然災害が発生し犠牲者を数えることは予想されます。「会うは別れの始まり」という言葉があります。人と人との出会いは尊い縁によってもたらされるが、その縁も永遠に継続することはあり得ない、人に出会ったその時から、いつかは別れるさだめが始まっている、ということです。被災された方々は被災する直前までは日常を生きていました。突発にその日常と引き剥がされました。遺族となってしまった方が「こんなことになるならもっと会っておけばよかった」と言っていました。一期一会という言葉もあります。難しいことではありますが一つ一つの縁を大事にしなければ、と改めて思わされます。

私達は生きるために店舗に買い溜めに走り、ガソリンを求めて車列を成し、信号が消えた街を交差する車や歩行者に戦々恐々とします。隣町で通電したと聞けば羨み、停電を忘れスイッチを押して落胆し、暗い夜の訪れに怯え、明るい朝に喜びを覚え、停電から44時間後に復旧したときは思わず息子と「点いた‼」と叫びました。我が家では夜の明かりにガスランタンを使っていました。日常というものはこんなに有難かったのかと改めて痛感した次第です。薄暗い中久々に息子とトランプで遊びました。

皆さんは地震当夜の空を見ましたか?真っ暗で静けさの中に言葉に表現出来ないほど満天の星が広がっていました。この星空が被災地にも降り注いでいるかと思うと、何故自然はこんな試練を与えるのだろうと、恐ろしいよりなんだか悲しくなりました。

今後、被災地支援に皆様には御協力を仰ぐことが有ろうかと存じますが、伏してお願いを申し上げます。

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台風21号と胆振東部地震②

台風21号の影響で5日午前3時頃から始まった停電は約12時間後の午後3時過ぎに復旧しましたが、なんとそれから12時間後の6日午前3時8分に発生した胆振東部地震によって長い長い停電に突入しました。その日その時間、自宅で寝ていたところ揺れが早いか、恐怖しか感じられない政府からの警告アラームが早いか飛び起きました。震源地の厚真町は北海道初の震度7、石狩は5弱と経験したことのない揺れでした。9月10日の朝刊では35名の方が亡くなり心肺停止の状態で発見された方が2名、安否不明者が3名と報じています。当寺は胆振地方のお寺とは前住職のころから縁があり、昔を知る方は厚真の阿部さんや安平の齊藤さんと聞けば懐かしい方もいるでしょう。ほぼ震源の阿部さんのお寺の真正寺様は本堂が倒壊の危険があり本堂内立ち入り禁止、隣町の齊藤さんのお寺の浄願寺様は下の写真で分かる通り本堂内陣の阿弥陀様のお家の「宮殿」が倒れ御本尊が損壊、納骨堂は仏具が散乱し建物の外壁には亀裂が走るといった状態のようです。他寺院でも山門や鐘楼堂(鐘撞き堂)倒壊、新築間もない庫裏が損壊等々想像を絶する惨状との報告を受けています。ただ、ご住職始め寺族の皆様は怪我等なかったようでしたが、報道にあるように土砂崩れによる犠牲者の中に阿部さんのお寺のご門徒さんがいたようで早速明晩お通夜を勤めるとのことでした。思い通りにならない命を背負っていることを再認識するしかなく、ただ、お念仏をお称えする他ありません。教訓にするためにも近々お見舞いも含め現状を目の当たりにしなければならいと、邪魔をしないように訪問する日取りを思案中です。

写真は特に被害の大きいお寺を掲載しました。他にも大小様々被災しており、車中泊を余儀なくされている方もいらっしゃいます。(写真はFacebookより)

 

 

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台風21号と胆振東部地震①

平成30年はこの上なく天変地異の激しい年です。皆様はお元気でお過ごしですか?国内では梅雨前線と台風7号の影響で西日本を中心に集中豪雨で221名が亡くなり今だ9名が行方不明、全半壊の家屋は16000軒を超えました。逆走台風があったかと思えば災害級の猛暑に又豪雨。道内は雪解けが早かったと思ったら6~7月中旬にかけ低温とやはり集中豪雨により河川氾濫、7月下旬は猛暑、8月に入り冷夏ともいえる涼しさから後半は雨、9月4~5日は新篠津村の浄楽寺様で報恩講でしたが台風21号接近の予報通り夜半から猛烈な風と停電で二日目は急遽中止になりました。住職は浄楽寺様に宿泊したのですが中止の報を聞き高岡へ戻ると境内のアカシア?の木が2本根こそぎ倒れていました。ただ不幸中の幸いで建造物にはかすめただけで済みましたが、市道にかかっていたようでご門徒の方にお願いし敷地内に戻してもらいました。総代長に相談しとりあえずチェーンソーで細かく裁断し処分は後日ということになりました。総代長とご門徒の2人で約4時間の作業本当に有り難うございました。まだ本堂の裏にありますのでご覧になりたい方や薪にしたい方はどうぞ。その後、別のご門徒の方も駆け付けて下さり掃った大量の枝をトラックの荷台に乗せ処分して下さいました。総代長、藤岡正明さん、櫻田勲さん、竹永英吉さん本当に有り難うございました。人的被害は無いようでしたが、近所では屋根のトタンの剥がれは多数に上り、車庫が飛ばされたりD型倉庫は潰され、ビニールハウスのビニールは吹き飛ぶという惨状でした。約12時間もの停電は不便でしたが、復旧したときの喜びもひとしおでした、が、まさかその12時間後に又長時間の停電に襲われるとは思いもしませんでした。

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