しばらく振りです。例年6月はお寺の内外で様々な法要や行事が次々に押し寄せます。
先ずは6月19~20日に親戚寺院の赤平市本恵寺で報恩講が勤まります。ここのお寺は光明寺前住職の弟(光明寺の現在の住職の叔父・故人)が住職を務めていたお寺で今は長男が住職を務めています。赤平はいわば盆地のような地形で高岡と違い全くと言っていいほど風が吹かず、石狩より気温が2~3度ほど上がります。高岡で強風にさらされるのも頭に来ますが、赤平の風の無さににも辟易します。しかし、良いこともあり本恵寺様の報恩講の時は毎年、芦別のスターライトホテルに宿泊します。このホテルは温泉が付帯し風呂上がりには体の芯から温まり汗が止まりません。たまには一人の時間を過ごすのも良いものです。翌日は午前中の法要に出勤し赤平を後にしました。お寺へのお土産は光明寺の御門徒より高岡名産のブロッコリーを沢山分けて戴き持参しました。御門徒さんへのお土産には赤平名物の「塊炭飴」を買って一泊二日の報恩講から帰りました。(現在、本恵寺様の報恩講の様子の写真のデータが手元に無く後日掲載します)
20日に赤平の報恩講が終わるとその足で札幌市中央区の札幌別院で開催されている、北海道教区総代研修会に向かいました。今大会は本山の前御門主(浄土真宗本願寺派の本山のご住職)が久々に来道され、参加者も400人を超える大規模な研修会になりました。別院での研修会の後は札幌パークホテルへ移動し、前御門主ご臨席のもとレセプションが行われ、有難くも前御門主を囲み当寺の総代の写真を撮影させて戴き、長い1日が終わりました。(こちらも写真のデータが手元に無く後日掲載します)
翌日の21日は、光明寺で親鸞聖人のを祝う「見真大師降誕会(けんしんだいしごうたんえ)法要」が、石狩市内の浄土真宗連合会寺院のご住職が集まり行われます。石狩浄土真宗連合会のご寺院は、光明寺と同じお西の八幡町、信教寺様、お東が親船の能量寺様、生振の生振寺様、花川のつぼ八の隣の永泉寺様、真宗興正派の花川南、了恵寺様と光明寺の6か寺が加入し、お互いのお寺の法要にお参りし合う等活発な活動がなされており、来年には京都の各宗派の御本山への参拝旅行も予定されています。法要当日は正信偈のお参りの後、住職が頭をひねりながらも1時間ほどご法話をお話させて戴きました。その後は婦人会のご協力で皆さんでお斎(食事)を戴き1日を過ごしました。
この次の日の22日~23日の2日間は、手稲本町の真宗寺様の報恩講と住職継職法要(住職交代)です。沢山の御門徒の皆様ご参列の中盛大に行われました。継職法要の儀式に「柄香炉(えごうろ)」という大切な仏具が、退任の住職から新任の住職へ手渡され継職の印とする場面があったのですが、なんと退任住職が仏具を新任住職へ渡したかと思ったら渡さない、新任の方は奪い取る、といった、文字にすると殺伐とした権力闘争のように感じますが、実際にはとても微笑ましく、お参りの御門徒からも笑いが起こる和やかな思い出に残る法要になりました。
こうして怒涛の5日間が無事終わりましたとさ。次は今月30日の日帰り研修旅行が待っています。余談中の余談ですが、6月10日は住職夫婦が結婚した日です。あれから19年。
長い文章をお読み戴きありがとうございました。