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日別アーカイブ: 2019年7月16日

毎年恒例の日帰り研修旅行に行ってきました!

6月30日、薄曇りの中、今年は小樽、余市方面へ行ってきました。朝8:30にお寺を出発し一路小樽へ、途中本願寺小樽別院を車窓から眺めながら正行寺様へ参拝しました。お寺は小樽市長橋という地区の、バスが登れないかと思うほどの急坂にあります。光明寺の報恩講仲間のお寺で、ご住職は岩本さんといい光明寺の御門徒の岩本家のご親戚にあたります。僧侶になる前は企業勤務を経て『劇団四季』の劇団員として演じていた異色のお寺さんです。お坊さんにも色々います。当日はお参りの後、一般家庭出身の岩本師が僧侶を目指す過程から現在の住職としての活動、今後の展望までをお話しいただき、同じく劇団員だった坊守様とのデュエットをご披露、過去に出演されたテレビ番組のビデオを見て過ごしました。昼から子供さんのサッカーの予定の忙しいところ、本当に有り難うございました。

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正行寺様を後にし、余市の中井観光農園でサクランボ狩りへ。今年は天候不順で一度は農園よりオープンが遅れるかも、と連絡がありましたが、なんと、前日の29日に営業開始したそうで、ありがたいことにたわわに実るサクランボに皆さんに喜ばれたようです。住職は初めてのサクランボ畑での粒の輝きにとても驚かされました。(住職は果物アレルギーがあり、サクランボもダメです)それにしても低温の予報とは裏腹に気温が上がってきました。

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続いては同じく余市の鶴亀温泉で昼食と入浴です。この日のメニューは海鮮丼です。入浴とセットとは思えないほど豊富な魚介が色とりどり(ご飯はちょっと少な目)。ご飯の後は元気に風呂へ入る人や一杯飲んで横になる人、ひたすらお喋りに夢中の人と思い思いに過ごして戴きました。

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今回の旅の最後は、小樽築港地区にある新南樽市場に立ち寄りました。小樽市民の台所として活気ある市場ですが 、さすがに夕方ともなると鮮魚はほぼ売り切れており少々寂しい光景でした。でも、市場の何とも言えないにおいや雰囲気っていいものですね。かつてうちの親戚が営んでいた青果店が入居した麻生の山田市場を思い出します。

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皆さん無事に午後6時前に光明寺へ到着しました。一番若い参加者は小学3年生、一番年長は誰でしょう?今まで毎年のように参加してくれた方が高齢化で足腰が弱り参加できなくなる一方で、5名程初めてご参加のお陰で今年は全28名の大所帯で、住職が発注したバスが小型で全員乗れず、急遽お寺の車を出しそちらに4名乗車してもらい、2台での移動となりました。バス料金の精算が済みバスを見送る際、運転手さんから「来年もよろしくお願いします。ただ、人数は間違えないように」と注文されました。

このたびご参加いただきました皆様、有り難うございました。

また、来年もよろしくお願いします。これから来年の行程を考えます。

毎年6月は法要が行事がいっぱい‼

しばらく振りです。例年6月はお寺の内外で様々な法要や行事が次々に押し寄せます。

先ずは6月19~20日に親戚寺院の赤平市本恵寺で報恩講が勤まります。ここのお寺は光明寺前住職の弟(光明寺の現在の住職の叔父・故人)が住職を務めていたお寺で今は長男が住職を務めています。赤平はいわば盆地のような地形で高岡と違い全くと言っていいほど風が吹かず、石狩より気温が2~3度ほど上がります。高岡で強風にさらされるのも頭に来ますが、赤平の風の無さににも辟易します。しかし、良いこともあり本恵寺様の報恩講の時は毎年、芦別のスターライトホテルに宿泊します。このホテルは温泉が付帯し風呂上がりには体の芯から温まり汗が止まりません。たまには一人の時間を過ごすのも良いものです。翌日は午前中の法要に出勤し赤平を後にしました。お寺へのお土産は光明寺の御門徒より高岡名産のブロッコリーを沢山分けて戴き持参しました。御門徒さんへのお土産には赤平名物の「塊炭飴」を買って一泊二日の報恩講から帰りました。(現在、本恵寺様の報恩講の様子の写真のデータが手元に無く後日掲載します)

20日に赤平の報恩講が終わるとその足で札幌市中央区の札幌別院で開催されている、北海道教区総代研修会に向かいました。今大会は本山の前御門主(浄土真宗本願寺派の本山のご住職)が久々に来道され、参加者も400人を超える大規模な研修会になりました。別院での研修会の後は札幌パークホテルへ移動し、前御門主ご臨席のもとレセプションが行われ、有難くも前御門主を囲み当寺の総代の写真を撮影させて戴き、長い1日が終わりました。(こちらも写真のデータが手元に無く後日掲載します)

翌日の21日は、光明寺で親鸞聖人のを祝う「見真大師降誕会(けんしんだいしごうたんえ)法要」が、石狩市内の浄土真宗連合会寺院のご住職が集まり行われます。石狩浄土真宗連合会のご寺院は、光明寺と同じお西の八幡町、信教寺様、お東が親船の能量寺様、生振の生振寺様、花川のつぼ八の隣の永泉寺様、真宗興正派の花川南、了恵寺様と光明寺の6か寺が加入し、お互いのお寺の法要にお参りし合う等活発な活動がなされており、来年には京都の各宗派の御本山への参拝旅行も予定されています。法要当日は正信偈のお参りの後、住職が頭をひねりながらも1時間ほどご法話をお話させて戴きました。その後は婦人会のご協力で皆さんでお斎(食事)を戴き1日を過ごしました。

この次の日の22日~23日の2日間は、手稲本町の真宗寺様の報恩講と住職継職法要(住職交代)です。沢山の御門徒の皆様ご参列の中盛大に行われました。継職法要の儀式に「柄香炉(えごうろ)」という大切な仏具が、退任の住職から新任の住職へ手渡され継職の印とする場面があったのですが、なんと退任住職が仏具を新任住職へ渡したかと思ったら渡さない、新任の方は奪い取る、といった、文字にすると殺伐とした権力闘争のように感じますが、実際にはとても微笑ましく、お参りの御門徒からも笑いが起こる和やかな思い出に残る法要になりました。

こうして怒涛の5日間が無事終わりましたとさ。次は今月30日の日帰り研修旅行が待っています。余談中の余談ですが、6月10日は住職夫婦が結婚した日です。あれから19年。

長い文章をお読み戴きありがとうございました。