令和初の報恩講をお勤めしました。現在、当寺が所属している浄土真宗札幌組で報恩講参拝スタンプラリーが開催され他寺院のご門徒さまの参拝があるため、本堂内はそれなりの賑わいを見せていますが、報恩講スタンプラリーが無く、光明寺のご門徒だけであったらどんなに寂しい報恩講の光景であったでしょう。
ともあれ今年の報恩講についてご報告です。
先ずは雨の中での前日の準備風景から
続きましては本番の大逮夜法要の巻:御導師は太美の松雲寺住職
納骨堂総追悼法要
布教使様:三笠市善行寺住職 名和康成師
暖房で暑い本堂で汗をぬぐいながら住職の御伝鈔拝読
お初夜法要の巻・御導師はお隣の信教寺様新住職の石田えり子師
光明寺恒例 余興の巻
余興に先立ち、今年8月に満100歳の長寿を迎えた当寺ご門徒の松本時男さんに対し本山より表彰され表彰状授与式を行いました。なお、ご本人は高齢者施設で療養中につき、札幌組組長の江別眞願寺住職の石堂了正様からご子息の明人さんへ記念品のお念珠を添えてお渡ししました。
続いて、第1幕は恒例の「高岡手踊りサークル」の皆さんによる舞踊です。
第2幕は初出演のスコップ三味線バンド「B&B&G‐217 」の登場です。「B&B&G‐217 」というバンド名は、「ババとババとジジで合計217歳」という意味だそうです。前出の表彰状を受け取った松本明人が中心となり、脇に上の踊りで登場の田村さん、宮北さんの3人で歌手、松村和子さんの♪かえって来いよ~ に合わせスコップと栓抜きを手にジャカジャカと場を盛り上げていただきました。
第3幕はこれまた恒例のハズレなしビンゴ大会です。
仏教壮年会に皆さんに進行していただいています。
2日目は朝7時より朝のお参り、朝ご飯の後10時より報恩講最後の満日中が勤められ全日程終了となります。役員の皆様によって後片付け、その後「直会(なおらい)」といい、余った食材を囲み一杯やりながらご苦労さんの宴が開かれます。
出勤の御法中の皆様
文書等で参拝のお呼びかけをしているのに何故お参りに来ないのでしょう?総代や当番地区の皆様が一生懸命に準備を行って皆様のお参りをお待ちしているのに…
年々参拝が減る一方で、御門徒の皆様は「跡継ぎがいてよかった」と喜んでくださいますが、数十年後に息子がお寺を継いだとして、そのころのお寺を取り巻く環境は一体どうなっているのでしょう?宗教に携わる人間として大きな声では言えませんが、親としては、息子が住職となった時に果たして寺院といえる体裁を保っているのか、非常に不安です。