ブログ│光明寺

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秋初穂上納いただきました

皆様と共に新年を迎え、本年も引き続き宜しくお願い申し上げます。

「秋初穂(あきはつほ)」といい、農村地にお寺があることの特徴であり習慣です。この度は有難いことにを25軒の御門徒より秋の実りを御上納下さいました。昨年は1年を通し天候不順により例年比で収量不足にも関わらずお仏供米(おぶくまい)や野菜をお寺へお供え下さいました。1年間のお寺のご法要の際に阿弥陀様のご尊前へお供えさせて戴きます。寺族もお米を頂きますので有難いことに我が家ではお米を買ったことがありません。元来北海道は、逞しい開拓精神と共に信仰心を抱いた入植民の手によって開拓されました。開拓に従事しながらも信仰の場を求め、お堂を建立し、僧侶を招き現在に至っています。高岡には山口県岩国からの入植が多いようです。因みに光明寺の開基住職は富山県出身です。大変なご苦労の中に生活基盤が整い、畑作、稲作を営む御門徒の方々が仏さまと住職へお米や食料をお供え下さり、住職はお寺の番をする、という歴史がいまだに継続されているのが「秋初穂上納」です。分かり易く言うと…

御門徒「ご院主(住職のこと)!阿弥陀様のご飯と住職の飯はわしらが一生懸命作るさかい、ご院主はお寺の番兵をしなはれ」

住職「そうか、じゃあワシはお寺を守るさかいお米頼むで!」と、いったところでしょうか…

(写真は上納米の一部です。お米は300㎏以上供えられました。他に野菜沢山と初穂料)

食の恵みに心より感謝を申し上げます。

秋初穂の上納米 (1)

仏教壮年会の忘年会

仏教壮年会の忘年会はここ数年、花川のつぼ八を会場に開催しています。往復送迎共お店のバスのごやっかいになり会員の他寺族もご招待頂き楽しい時間を過ごしました。ところが、送迎バスが迎えに来た時にお寺の側溝に片方のタイヤが落ち、結局は向かいの御主人のトラクターで引っ張り上げてもらい無事脱出出来ましたが、宴会開始が大幅に遅れました。しかし、なんとバスの運転手さんがお詫びにと4合瓶の日本酒を2本プレゼントしてくれました。ただ、会員の皆さんも高齢化のせいか以前に比べるとの見方もおとなしくなり、又、時間も持て余したようで戴いた日本酒は開けずに持ち帰り1本は次回の例会で、もう1本はトラクターで助けてもらったお向かいへお届けしました。

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親鸞聖人讃仰のつどいに参加

毎年恒例の「親鸞聖人讃仰のつどい」が11月26~27日の1泊2日の日程で定山渓ビューホテルを会場に開催され、当寺からは17名が参加しました。「親鸞聖人讃仰のつどい」とは浄土真宗のみ教えを分かりやすく聞かせて戴き、お念仏を学ぶことが目的の研修会です。2名の若い布教使(今回は20代半ばと30代半ばのお二人)よりご法話を賜りました。夜には懇親会が開かれ、光明寺の御門徒も余興に参加し大変にぎやかな時間を過ごしました。その後は当然のように一部屋に集まり酒盛り。今回、お寺から会場のホテルまでは往復とも御門徒と住職の車3台に分乗し向かいました。つどいの終了後、ホテルを出るときは3台だったのにお寺へ到着したのは2台だけ、5人が乗った1台はどこ行ったんだと思ったら、後で聞くと定山渓から小樽方面へドライブ、回転寿司の昼ご飯にかま栄のかまぼこで買い物巡りだと。楽しんでいただけて良かったです。又、来年も御参加お願いします。

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研修中の写真は1枚だけで、あとは懇親会と余興です。ご覧の通り楽しく学ぶ研修会ですので未参加の方もお待ちしております。

秋の永代経法要

この秋は色々とありまして暫くぶりのお知らせです。11~12月に有ったことを一気に書きます。先ずは秋の永代経法要です。永代経というと皆さんはどのように感じるでしょうか。ごく一般的には「お寺に対し一定の金品を収めると、我が家のご先祖の仏様をお寺が替わって供養してくれる」と思う方が多いようです。が、浄土真宗の立場では若干意味合いが違います。開教以前の当地は何もない、いわゆる原野だったことでしょう。当時入植された方々が信仰を求め開墾と同時にお寺を建立されて以来光明寺は開教130年弱を数えます。本堂を建てて下さったのも、一つ一つの仏具を揃えて下さったのも全て篤信の御門徒の寄進により現在の光明寺の姿があります。その御懇念に感謝を申し上げる法要が永代経の法要です。「自分のご先祖の仏様を供養するためにお寺がある」というのが一般的な永代経の考え方ですが、浄土真宗は「先ずは、お寺があることにより心の拠り所が維持される」と捉えます。要するに、先祖の為にお寺があるのではなく、今を生きる私たちの心を安定に保つ為のお寺なのです。だから、お金を払っておけば永代に供養してくれる、といのは間違いで、お寺から永代にわたってお念仏の灯が途絶えないことを願うのが浄土真宗の永代経の本来の意味合いです。毎年お越し下さっている黒田顕城師を布教使に迎え永代経法要が勤められました。(左下の写真、お顔の角度がなんとなく矢沢永吉っぽい)

今回は夜6時より仏教壮年会例会を行い引き続き黒田先生よりご法話を賜りました。

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お陰様で盛大に報恩講を修行しました

今年も総員、地区当番、壮年会、婦人会の皆々様のお力添えのお陰で、親鸞聖人報恩講が無事且つ盛大に行われました。布教には増毛町西暁寺住職の藤順生先生にお越し頂きご法話を賜りました。又、お隣の八幡町信教寺様から御院内と総代、御門徒の皆様に御参拝を戴きました。夜の余興には初のご縁でフラ&ウクレレの「パーアニウル」の皆さんにウクレレを奏でフラダンスをご披露戴き大変ご好評を頂けたようです。

布教使の藤順生師と御法中の巻

22日 (17) 22日 (35) 22日 (28) 22日 (21) 22日 (26)

 

八幡町信教寺御一行様 ご参拝とご協力を頂いた光明寺門徒の皆さんの巻

22日 (95) 22日 (98) 21日 (33) 21日 (19) 21日 (21)

夜の余興の巻

 22日 (146) 22日 (163) 22日 (93) 22日 (82)

門徒物故者追悼法要・御礼言上・懐かしの写真展の巻

22日 23日 (29) IMG_0010 IMG_0001 21日 (34)

お寺は人が来ないとダメなんです。来年お待ちしていますので必ずお越し下さい。お願いします。

報恩講のお知らせ

必ずご覧下さい→報恩講のご案内です

H29報恩講 124

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今年の余興は!

フラ&ウクレレPa ani ulu(パーアニウル)コンサート

高岡手踊り同好会 

景品争奪ビンゴ大会

本当に来てください‼‼‼

images (2) H29報恩講 096 IMG_5175

 

 

光明寺寺報第6号を発行しました

どうぞご覧ください→寺報第6号

合掌廟(永代合葬墓)の御案内

 

光明寺納骨堂内に永代合葬墓『合掌廟』を開設します

 

昨今、主に後継者不足などの理由によりご先祖のお骨の維持に不安を持つ方が増え、そのような相談を受ける機会が増えています。その不安を解消し皆様が心安らかにご先祖を偲ぶ環境づくりも、仏教寺院として大きな役割ではないかと存じます。

この度開設の『合掌廟(がっしょうびょう)』とは、一定期間を個別区画で骨壺の状態でお預かりした後、光明寺納骨堂内の合同墓に合葬(他の方のお骨と合同)し、お寺が続く限り永代にお骨をお預かりする御廟(墓)です。

 

例えば…後継者不足や体力の問題などで先祖の御遺骨を継承し護持することが難しい。事情により仏壇を維持できない。冬期間などお墓に納骨するまでお寺で預かってほしい。等々、様々なご要望があろうかと存じます。気になる方は一度ご相談下さい。

 

光明寺合掌廟 施設概要

 (管理規約ではありません)

 1.   この合掌廟は、最終的には合葬を目的とし、原則として光明寺門信徒を利用対象とした施設ですが、特段の理由が認められる場合は当寺門信徒と有縁者の利用も可能です。その場合、信仰中の宗派の別は問いませんが、浄土真宗本願寺派の法要儀礼に則ります。又、既に所属寺院がある方は所属寺院の了承を要する場合があります。

2.   今回、個別区画は全21区画を用意しました。1区画に1体分の骨壺がご安置出来ます。各個別区画に収蔵されたお骨は施錠により厳重に管理し、要望により法名・俗名・ご命日を法名札に記入し区画ごとに配置します。

3.   原則として個別区画の安置期間は収蔵日から1年間としますが、ご希望により延長も可能です。契約時に決定した期日に納骨堂内の合同墓に合葬します。その際は法要を行いますので、ご遺族は是非同席下さい。

4.   合掌廟の利用冥加金は次の通りです。

1年間の個別区画の安置と合葬までの冥加金 焼骨一体につき100,000円

 個別区画利用の安置延長冥加金 一か年10,000円

 個別区画を利用しない合葬 焼骨一体につき100,000円

 遺骨の一時保管 一か年10,000円

 ・いずれの場合も納骨堂管理費は不要です。

・生前申請も可能です。

・個別区画へ納骨後、合葬までの間は使用名義人の希望により御遺骨は返還致しますが、その場合でも納入頂いた冥加金はお返し出来ません。又、合葬した後は出骨出来ません。生前申請の場合においても冥加金はお返し出来ません。

5.   当寺納骨堂は開放期間以外、防犯上の理由で施錠していますが、お参りの際は解錠しますのでお気軽にお越し下さい。仏花、お供物はお供え出来ますが、お参りの後はお持ち帰り頂きますようご協力をお願いします。お供物は仏様からのお下がりですので皆様で戴きましょう。毎年、8月のお盆と10月の報恩講には納骨堂の総追悼法要を行っています。その都度ご案内を申し上げますので皆様もお参り下さい。

6.   現在、墓地に御遺骨が埋葬されている場合は、出骨を行う業者についてのご相談を承ります。

7.   この永代合葬と永代経は異なります。

8.   合掌廟は平成30年9月19日より運営を開始します。

IMG_0007毎年のお盆と、10月の報恩講には僧侶と御信徒が追悼法要を行っています。皆様には是非この機会にご利用ご検討下さいますよう御案内を申し上げます。随時ご覧戴けますのでご連絡をお願い致します他、ご不明な点がございましたらお気軽に下記までご連絡をお願い致します。

 

秋のお彼岸・納骨堂開放のお知らせ

9月20日(彼岸の入り)~26日(彼岸明け)

朝8時から夜9時

納骨堂を開放致します。

皆様くれぐれも道中お気をつけてどうぞお参り下さい。

住職寺族不在の時もありますが、在院の時はお参り致しますので納骨堂のインターホンでお呼び出し下さい。

台風21号と胆振東部地震③

想定外の雨量による洪水、土砂崩れ、今や6や7が頻発している震度、毎年大勢の人々が自然災害の犠牲になっています。今後も毎年どこかで自然災害が発生し犠牲者を数えることは予想されます。「会うは別れの始まり」という言葉があります。人と人との出会いは尊い縁によってもたらされるが、その縁も永遠に継続することはあり得ない、人に出会ったその時から、いつかは別れるさだめが始まっている、ということです。被災された方々は被災する直前までは日常を生きていました。突発にその日常と引き剥がされました。遺族となってしまった方が「こんなことになるならもっと会っておけばよかった」と言っていました。一期一会という言葉もあります。難しいことではありますが一つ一つの縁を大事にしなければ、と改めて思わされます。

私達は生きるために店舗に買い溜めに走り、ガソリンを求めて車列を成し、信号が消えた街を交差する車や歩行者に戦々恐々とします。隣町で通電したと聞けば羨み、停電を忘れスイッチを押して落胆し、暗い夜の訪れに怯え、明るい朝に喜びを覚え、停電から44時間後に復旧したときは思わず息子と「点いた‼」と叫びました。我が家では夜の明かりにガスランタンを使っていました。日常というものはこんなに有難かったのかと改めて痛感した次第です。薄暗い中久々に息子とトランプで遊びました。

皆さんは地震当夜の空を見ましたか?真っ暗で静けさの中に言葉に表現出来ないほど満天の星が広がっていました。この星空が被災地にも降り注いでいるかと思うと、何故自然はこんな試練を与えるのだろうと、恐ろしいよりなんだか悲しくなりました。

今後、被災地支援に皆様には御協力を仰ぐことが有ろうかと存じますが、伏してお願いを申し上げます。

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